ビットコインってどうよ?

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LIFE

15年くらい大手資産運用会社で、顧客の資産運用を経験していた佐藤です。
10年前に独立し、今は会社を3社経営(別の仕事)しています。
他人のお金を運用するのが性に合わなかったようで(笑)

相変わらず、銀行の金利が低いので、
少しでも有利な資産運用を探している方が多いこの時勢。

最近、ビットコインが新しい資産運用として話題になっているので、
本音ぶっちゃけで語ってみたいと思います。

書いてみたら、かなり長くなっちゃいました。
長いので、先に結論だけ。

Contents

ビットコイン投資の結論

ビットコイン、自分のお金の範囲でやっていれば、
途中で外れても掛け金のうち値下がり分だけ失うので済みます。

しかし、
レバレッジ(借金して掛け金を膨らます方法)を使って、
途中でカンが外れたとしますよね(ほぼ全員がそうなりますが)、
外れたときの値下がり分に加えて、借金部分に超高金利がかかっていて、
これらを取り返したい、という強烈な欲求が生じます。

・はずれを取り戻す倍々ゲームにはまってしまい、多額の財産を失う人が大多数、
・業者に儲けさせるバカバカしさに途中で気づいて、損失が膨らむ前に辞める人が少数、
・倍々ゲームに勝利して億万長者になっても忘れられず、結局スってしまう人が極少数
・億万長者になった瞬間に、十分と満足して辞められる、超絶運とバッサリな潔さを併せ持つ人が超稀にいる(佐藤は今までに会ったことがありませんが)

という分の悪いギャンブルです。
レバレッジ使いのビットコイン投資は。

佐藤は、一応、経験としてやってみましたが、
少額をバイアンドホールド(レバレッジなし、ビットコインを買う(売らない))です。
Buy(買う)
And(そして)
Hold(持ち続ける)

そして、とてつもなく値下がりしたときに、ちょっと買い増す、
十分に値上がりしたら部分的に利益を実現させる、
という堅実スタイルですね。

これなら、投資額の一部で損失が済むし、ラッキーなら少し儲かります。
大事なのは、止め時にキッパリ止める
一度止めたら頭が冷えるまで完全に中止する
上限額と期限を決めてぜったいに守るということです。

お金を失う可能性は高いですが、
たしかに、間違いなく、現金を増やすチャンスはあります。働かなくても。

すべてのギャンブルに共通ですが、
胴元は必ず勝つ仕組みで、続けているギャンブラーは結局詰む
ビットコインを、有利な投資商品と勘違いすると、自覚なきギャンブラーに堕ちる、

ということです。

ちなみに、
資産運用業界の神の中の神である、
ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイの創業者)は、
ビットコインについてこう語っています。

ビットコインの価値を評価することはできない。
(価値がないわけではないが、上がるとか下がるとかの理由がないという意味)」

バブルの類の中でも本物のバブルだ。
(価格が上昇するかもしれないが、単なる泡はいずれ確実に弾けるという意味)」

と。

ちなみに、バフェット氏は、
たくさんある運用スタイルの中でも手堅いバリュー投資(小さくても確実な需要が大量にある、他に真似られないブランドを持つコカ・コーラのような会社の株式を、割安の時を見極めて投資して、長期保有し、配当と値上がり益を狙うスタイル)で財をなした人ですが、2008年リーマンショックの際にも、投資銀行のゴールドマンサックス1点張りで、なぜかゴールドマンサックスだけが、あの大混乱の中でも軽傷で済んだ。
バフェット氏はこの投資でも大儲け。

わかりやすい実業、ややこしい金融の双方についての目利きレベルは神クラスです。

ちなみに今10兆円くらい持ってるらしいですよ、この人(Wiki調べ)。
でも、いつもコーラを飲んでるというのも有名です。
ちなみに87歳の今も現役です。

ここから先は、
興味がある人だけ読んでくれればいいでーす。
佐藤の趣味なので(笑)

ビットコインの仕組み

ビットコインは、
ブロックチェーン」という画期的な技術で管理されていて、
各国中央銀行の支配から逃れ、
この技術は、ネットの世界で安全な管理ができるという革命児です。
たぶん、人口知能(AI)に匹敵する環境変化のインパクトがあると思います。
貨幣は経済の血液で、これが入れ替わる可能性があるんですね。
ブロックチェーン技術は、間違いなく本物だと思ってます。

ちなみに、ビットコインというのは仮想通貨と呼ばれる多くのうちの1つで、
日本で一番有名になっている仮想通貨の名前ですよ。

ビットコイン取引所サービス(販売所サービス含む)を提供しているのは、
・コインチェック
・ビットフライヤー
・QUOINEX
・GMOコイン
など、登録申請中の会社も含めると、約30社もサービスを提供するようです。

ビットコインは、究極的には、全世界の貨幣の代替貨幣になることが
理論上は、ありえます。

そして、ビットコインは仕組み上、(本当かどうか怪しいけど)発行量が決まってるので、
ビットコイン発行総量の時価総額が、
世界のリアルな貨幣(円とかドルとか)の総額となるまで上がり続ける可能性がある

という理屈もあるようです。
理論上は。

なんか、ビットコイン会社の分裂が進行しているので、
分裂するたびに理論的マックス価格は下がっていっているような気がしますが、
理論的な最大価格は、超超超巨額なので、
大した影響はないと考えてよいでしょう。
でも、いくらでも分裂できる仕組みは明らかにおかしいです。

これって、
日本の土地バブルの時のトービンのQを思い出させるんですよねー。
取引に参加させるための口実というか、危険な匂いを感じます。

本当にそうなるとしたら、その過程で、
ものすごい脅威を感じるはずの世界中の中央銀行、主要な巨大銀行が
黙って見過ごすとは思えません。

既得権益を守りたい権力者が大勢いるはずです。

また、現金決済大好き日本人には現金通貨が切り替わるというイメージですが、
多くの国ではクレジットやデビットやスマホ決済が現金よりも使われています。
つまり、本物の通貨(中央銀行が発行)も、デジタルデータとして処理されています。

もし、本気になれば、各国の中央銀行がブロックチェーン技術を利用した貨幣を、
アメリカドル、ユーロ、日本円、元、ポンドとして発行することもでき、
今の仮想通貨(ビットコイン)の価値は奈落の底に落ちる可能性もありえます。
理論上は。

そりゃそうですよね。
政府公認の一番安全な仮想通貨と、一民間企業発行のビットコイン、
ふつうは安全そうな方を選びますからね。

中央銀行も金融政策の効き目が乏しくなると、国の経済運営に支障が出るので、
本当にビットコインが決済通貨として大勢を占める雰囲気が出てきたら、
ブロックチェーンを利用した円に切り替えると思います。

実際に、各国の中央銀行は、
すでに自国通貨を、ブロックチェーンを活用したデジタル通貨に切り替える実験を開始しているらしく、日本の中央銀行である日本銀行も研究や実験をしているはずです。

要は、絶対に無制限に上がるわけはない。
でも、当分上がっていってもおかしくはない。
しかしながら、どこかで必ずビタっと止まる、その直後に失神しそうなくらい下落する、

と言いたいのです。

ビットコインの投資リスク

佐藤は、重要な情報のソースとして、
信頼性の高い博学な人、海外の新聞や信頼性の高いネットから情報を仕入れています。

ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、
アメリカでは早速ビットコインの先物市場が昨年12月に立ち上がったそうです。
シカゴ先物市場(CME)に2018年1月17日建てビットコイン先物です。
CMEは伝統的な由緒正しい先物取引所ですよ。
昔エディ・マーフィー主演の映画「大逆転」という名作がありました。

買い建てて上がってたら儲け、売り建てて下がってたら儲け、それぞれ逆なら損失、
という仕組みが先物です。

しかも、100万円の元金で300万円分張れるとして、50%動いていたら、
150万円儲けてるか、150万円損(元手100万円全額没収+50万円さらに取られる)というチキンレースがレバレッジ取引というものです。

これは、ただでさえ価格の上下が激しいビットコインに、さらにリスクを上乗せして、
少額で巨額の利益が手に入る可能性に賭けられるニーズが高まっていることを意味します。

先物は証拠金というお金を、取引するときに差し入れる必要があり、
原資産であるビットコイン自体のリスク量が、証拠金という数字で示されます。

原油の証拠金は4%
天然ガスの証拠金は8%に対し、
ビットコインの証拠金は35%とのことです。
これは日々変わるもので、ずっと35%というわけではありませんけどね。

昨年末に、たったの1日で3割も価格が下がったニュースが突然飛び出して、
ビックリした人も多いと思います。
1日よりずっと長い期間の変動幅として35%で足りるのか、佐藤はかなり疑問です。

ちなみに、なんかひっかかる、マウント・ゴックスの事件。
これは成熟度の問題と整理したほうがよいと思います。
しかし、これから規制は増えるでしょうがどうしても時間がかかるので、
信じられない問題が発生しても不思議がない。
あと数年は。

なんといっても、
他のリスク性金融商品のすべてに組み込まれている基本中の基本である、
サーキット・ブレーカーという、急激な値動きの際の緊急停止装置がない
という点が大きいでしょう。
一方向に行きっぱなしになりやすいということです。

とにかく手数料値鞘を抜きたいビットコイン取引所サービス会社は、
すでに発覚している問題については早期に解消させるべくなんらかの手を打つはずです。
新商品は、高い手数料、広い値鞘を抜けるスーパーおいしい商品なので。

まさかの出川〇郎がCMに出ていますよね。
マーケティングの観点からすれば、意図がわかりやすいです。
テレビをよく見る専業主婦やシングル金持ち女子のお財布を狙っているということです。
日本人の市場占有率がすでに異常に高く、日本人に受けやすいのも間違いないので。

実際、海外のビットコイン運営者会社の代表者の中には、
今のビットコイン価格は過熱していて調整する必要がある」と言っている人もいますが、
なぜか日本では、
初心者こそわかりやすいレバレッジ取引をやりましょうね」という
ガンガンな勧誘トーンです。
そして、日本人ばかりはまっています。

レバレッジをさせた方がビットコイン業者は儲かりますよね。
元金ではなくレバレッジ後の取引総額にレートをかけたものが収益になるので。

しかも、レバレジッジは個人に超高金利で借金させる取引なので、
当然、業者は超儲かります。
なんと、1日あたり0.05%という超高金利!です。

「は? 0.05%? ちっさ!」
と思った人、要注意。
自分の金融センスを疑いましょう。

これこそが、金融屋とか広告屋の手口の1つです!

負担は割り算して小さく見せる、という。
365倍してみてください。法定上限の18%になります。

要は、ビットコインで大勝ちするというのは、
トランプのUp or Downで何回勝ち続けられるか?というのと同じです。

1が最強、次にKing、Queen、Jack
2が最低というルールで、
当たったら倍々で増えていくというやつです。

3回か4回連続で当たったら、スゲーって感じになりますよね?
失う怖さがない遊びのトランプでも。
4回連続成功の確率は、2の4乗分の1なので、16回に1回の低確率ですからね。
でも、1600人がやったら、100人も成功するということになりますね。
100人の成功者にスポットライトを当てる
これも金融界がよくやる騙しの手口ですよ。

遊びのトランプの代わりに、
失う怖さがある自分の預金で、
倍々ゲームをするのがレバレッジのビットコインです。

はじめから5,000万円用意できる人は、
1回の倍々ゲームで1億円にできますが、
30万円の元手で1億円に到達するには9回連続で倍々ゲームを当てる必要があります。

2の9乗、確率は512分の1ですから、
All or Nothingを9回続けるド根性があれば、
当たる確率はたしかにありますね。

ちなみに、最後の9回目は7,500万円をAll or Nothing。
小心者の佐藤なら、その時失神してそうです。
ふつうの神経の人は、9回連続勝ちは絶対に無理です。
「カイジ」ってマンガの世界さながらです。

レバレッジの役割は、
負ける確率は増えるけど、大勝ちするための回数は減るということです。

ミセス・ワタナベがFXに飽きた、ニート男子もFXに飽きた、
手数料の引き下げ競争も疲れ果てた、
次はビットコインだ、というところでしょうか。

ビットコインで大儲けをした日本人専業主婦、
ミセス・ワタナベのビットコイン版が必ず生まれるでしょう。
100%断定です。
ミセス・サトウなどと呼ばれることでしょう(笑)

専業主婦が市場占有率で存在感を示すきわめて特殊な例として、
海外では、UMAMI、MOTTAINAI、TOMODACHI、KARAOKEと同じレベルで
Mrs. Watanabeが有名な日本語になってます。

なぜ100%かというと、
ビットコインはFXと同じように、数%程度の手数料を除けば、
負けた方から買った人にお金が移るだけなので、
大勢の参加者がいれば、必ず儲ける人と損する人に別れ、
損する人の方がやや多くなるはずです。

ずーーっと一本調子で上昇を続けていれば、
ビットコインを買っていた人は全員儲かります。
その分ビットコインを買っていなかった人から富が移転されるということで、
その場合も買った人と負けた人に分かれるいうことになりますね。

大儲けする人も僅かに出現し、
その人にマスコミが群がってニュースとして取り上げ、
金融機関はジェラシーを掻き立てる広告等で、取引に新規参加させやすくなります。

ビットコイン必勝本、
ビットコイン投資セミナー
ビットコインで100%勝つ保証付き教育サイト(入会金・年会費30万円)(笑)
なども必ず出てくると予想します。
老人をだます詐欺事件も出てきてお茶の間を賑わせるでしょうね。

勝者の裏には、より多くの敗者がいること、
勝者と敗者に分かれた理由が、ほとんど運の良しあしだけであること、
が重要なポイントです。

佐藤の個人的予想、いつまで上がるかはやめておきます。
たぶん外れるので(笑)
しかし、これから当分上がり続けるとしたら確実に起こることは予想できます。

超巨額の資金を動かせる人、ヘッジファンド等ですね。
日本人の主婦が耐えられないほどの恐怖の売り浴びせをするだけで
1日で数千億円とか数兆円も儲けることができる状況に育った!と見極めたら、
彼らはやるでしょう。
ファンドの中でもヘッジファンドは感情ゼロでお金を追求する人です。
そして、日本国内に大量のビットコイン破産者が発生すると思います。
マイケル・ダグラス主演の「ウォール街」って映画みるとわかりやすいかも。

昔、たった1人のジョージ・ソロスという人が、
英国の中央銀行を打ち負かしたこともあります。
日本人主婦軍団では一たまりもないのではないでしょうか?

上がると思って全財産に近い、または気づかずに全財産以上のお金を、
上がる方向(Long position)にベット(賭け)ていたある深夜、
突然、急落するのです。

なんの前触れもなく。
朝起きて、全財産を失っていたことに気づく。

「その時」がいつなのか、佐藤には全くわかりません。

参加者が、
過去の経験に学び、ほどほどの価格上昇で抑えられれば、
大きな悲劇はないかもしれませんが、
人間って欲深いので、たぶんすごいことが起きると思います。
すでに20代で1億円儲けたニートの男性がいるそうです。
広告に書いてありました。
わかりやす!(笑)
本当かもしれませんが、嘘の可能性も十分あります。
完全に個人情報ですしね。

嫉妬しちゃいますよね。人間ですもの。
でも、その1億円が今も残っているかどうかはわかりませんよ。
1億円失うには1日か2日で十分ですので。

しかも、1億円もうけても、
個人の所得税では雑所得扱いなので
このように所得が大きい場合は、
最高税率50%程度を税金で持っていかれますし、
翌年の住民税は前年所得ベースなので住民税も怖いですね。
タイムラグがあるんですね。

そもそも、本当にビットコインが爆騰すると信じているなら、
ビットコイン取引所なんて面倒なことをせずに、
その設立資金とともに、できる限りの借金をして、
全額ビットコインにぶちこんで上がり切ったら売ればよいのに。
なぜか、取引所が30社も立ち上げるほど、
一流大学を出て、金融やIT業界でキャリアを積んだ
超賢い人達がたくさんビットコイン会社の設立準備に頑張っています。

他人のお金を集めて手数料で儲けようとしている人がいる。

多くのビットコイン取引所会社が設立されている、というのはこういうことです。
ココ。
ここですよ。
ココに匂いをかぎ取りましょうね。
なぜ、そんな大変そうなことをわざわざやる人が、いっぱいいるのか?
カモにお金を払ってもらえれば100%確実に儲かるからです。

賢い金持ちが、愚かな人から、お金をかき集めるというのが、
資本主義の基本的な仕組みですよ。
賢い側にいましょうね。

ビットコインに投資するかどうか?

FXと同じように、上がりそう、下がりそうで判断できる手軽さがあるので、
銘柄を選んで業績や市場動向を考えないといけない株式よりもお手軽で初心者を勧誘しやすいので、まさにこれから、お客さんの獲得競争が過熱していくと思います。

FXは各国通貨の交換レートですから、
各国の金融政策、市場動向、特に米国FRBの発言予想等といった手掛かりがあります。
ビットコインは手掛かりがあまりないと思いますね。
買い上げの雰囲気(ムード)を読み切れるかどうかが重要でしょう。

ギャンブル要素が強く、
結局は占いのようなテクニカル分析で結果論を争う
というのが関の山な気がしてます。

どうしてもやりたい人は、
・なくなってもよいお金だけ、
・投資期間を事前にキッチリ決め、
・その期日にうまくいってたらラッキーで手じまい、
・その期日にアンラッキーでも引きずらずに手じまい、

というくらいがちょうどよいと思います。

投資というよりも、
宝くじや競馬・競輪よりはだいぶまし、という払い戻し率のギャンブルとして。
パチンコよりも払い戻し率は高めだと思いますよ(笑)。

そういう意味では、そろそろギャンブルから足を洗いたいけど、
あのドキドキがいきなりなくなるのはさびしい、という人は、
ビットコインで適度なドキドキ感を得られるはずです。
ニコチンパッチのような位置づけですね(笑)

ただし、自分のお金の範囲を超えて、レバレッジ商品に手を出すのであれば、
1日で全財産が吹っ飛ぶリスクもありますから、
慎重に検討してから限度を決めてやってください。

すでに25倍のレバレッジをかけられる強烈ドキドキ商品もGMOから出ているようです。
100万円の元金に対して、2,500万円分張れるということですから、
50%動けば1,250万円の儲けor損失になるということですね(怖)
損失になってしまったら、1,150万円をなんとか工面しないといけなくなります。

FXのときは100倍以上にエスカレートしていたはずなので、
ビットコインももっといくでしょう。

一応、ロスカットルールはあるようですが、
ロスカットに追いつかないほど急激な値動きをすると、
損切りできずに巨額の損失になるリスクがありえるでしょうね。
過去、FXの会社もスイスフランショックあたりでパタパタ倒産したはずです。
ロスカットルールは、ポジションを清算できるスピードで動いている間しか意味をなしません。

レバレッジ商品の場合、ビットコイン取引所会社自身が
1日で実質倒産になる可能性もあります。
なので、レバレッジに手を出すなら、
絶対に潰れそうもないビットコイン取引所会社を通じて取引したほうがよいでしょう。
勝ったのに勝ち金が払われないというリスクは取る必要のない不要リスクです。

あと怖いのは、
こういうのは「常習性」があり一度はまるとやめられなくなるだけでなく、
どんどんお金ではなく単なる数字にしか感じなくなり、気が大きくなって巨額のギャンブルになってしまうという「進行性」もある点です。

やめ時」、「賭け高」のコントロールが本当に難しいという点も肝に銘じておきましょう。

くれぐれも、安易に、大事な生活資金を失うことのないよう
気をつけてください。

ちなみに、佐藤はレバレッジはやめておきます(笑)
こういうところに大事な「運」を使いたくないんですよ。
儲かったお金の使い方にも影響が出ますし。
あぶく銭はなくなるのが早いので。
あと、いつもスマホで価格をチェックしたくなるので、
仕事面でもマイナス、
睡眠不足の原因にもなります。

でもビットコインはよい仕組み

ビットコインについて悪口ばかり書いてしまいましたが、
佐藤は、ビットコインはよい仕組みだと思っています。

それは投資商品としてというよりも決済通貨として、
今まで金融機関に払ってきた振込手数料が激減するきっかけを作ってくれたからです。

すでにメガバンクは支店を大幅に減らす等の動きをしています。
1つは、
日銀金融緩和による影響と企業のリスク回避姿勢により、貸付が減り、事務コストを抜本的に見直す必要に迫られていること。

もう1つは、
事務のIT化が進み、以前のように人数が必要なくなってきたこと。

最後の1つは、
ビットコインに代表されるフィンテック(Fintech)により、今まで盤石だったお客さんがゴッソリと新興フィンテックに奪われる恐怖からです。

それを察して、メガバンクは一斉にフィンテック企業を買収したり、業務提携して、全部奪われるよりはダウンサイズでサバイバルするしかないと覚悟したと考えられます。

ビットコインは金融機関、
銀行で働いている人以外にとっては、プラスになる仕組みだと思いますよ。

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