遺伝子組み換え食品の危険性、それでもまだ食べますか?
健康的な食生活を送って、医者知らず!と思っていても、本当にその食品は健康的なのでしょうか?実は危険な上に、企業利益のために利用されているだけかもしれません。
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お財布に優しい庶民の味方♪遺伝子組み換え食品
他の生物から有用な性質を持つ遺伝子を取り出し、その性質を持たせたい植物などに組み込む技術を利用して作られた食品です。
遺伝子組換え技術では、自然では交配しない生物から遺伝子を持ってくることができるため、従来の掛け合わせによる品種改良では不可能と考えられていた特長を持つ農作物を作ることができます。
消費者庁のHPより引用
優れた部分を対象食品に組み込むことで、
・害虫に強くなる
・味が良くなる
・大量生産が可能になる
と、世界を食糧難から救うし、味も美味しくなって、大量生産が可能だから安く買える。
それっていいじゃない!ということで急激かつ大量に生産される「遺伝子組み換え食品」。
ですが遺伝子組み換え食品は、戦後始まった比較的新しいもので、長期的な問題は今後どのようなものがあるか今だ未知数。
普段口にする、簡単に手にできるお菓子、お弁当、外食等の加工食品のかなりの割合に、遺伝子操作組み換え食品が含まれています。
その結果、毎日、何千万人もの乳児、子供、大人が知らないうちに遺伝子組み換え食品を食べています。
遺伝子組み換えの表示義務は日本では33食品(2021.4現在)で、消費者はどの食品が遺伝子操作されているかを知る方法がありません。
そのため、何百万もの消費者が無意識のうちに、遺伝子組み換え食品の安全性をテストするモルモットになっています。
遺伝子組み換え食品のリスク
このような自然ではない食品について研究者たちは警告しています。
生物学者のM.バーガハ博士は「アメリカ国民の悲惨な健康状態は遺伝子組み換え食品が原因だ」と言っています。
へ~、それって、アメリカとか遠い国の話?なんてのんきなことは言ってられません。
日本は遺伝子組み換え作物の輸入大国なんです。おそらく中国が6000万トン以上と最大ですが、日本も1000万トン以上。中国との人口比で見たらなかなかヤバい量ではないでしょうか?
遺伝子組み換え食品4つの潜在的な健康上の懸念
1 毒性
遺伝子組み換え食品は本質的に不安定です。
生産者は遺伝子組み換え食品は組み換える遺伝子がどこに挿入されているか知らない上に、元の食品の遺伝的、科学的構成について十分に理解していません。
そのため安全性はランダムになり、新しい遺伝物質が安全な食品を不安定にしたり、無毒だったものが有毒になる可能性があります。
そもそも、遺伝子組み換え食品の「遺伝的不安定性」の問題は、FDA(アメリカ食品医薬品局)は、十分に認識していたようです。
FDAの科学者たちは、食品の遺伝子工学により、
「既知の天然に存在する毒物のレベルが上昇し、以前に特定されていない新しい毒物が出現し、環境からの有毒物質(農薬や重金属など)を濃縮する能力が高まる可能性がある。」と警告しています。
2 アレルギーリスク
何千もの異なる新しいアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
新しく組み込む遺伝子は、小麦、甲殻類、大豆等のアレルギーを起こしやす食品からとられた場合、それらのアレルギー物質を引き継ぐことになります。
ナッツアレルギーの男性が、遺伝子組み換えの大豆を食べてアレルギーを起こした事例も報告されています。
3 免疫低下
英国の医学雑誌「ランセット」は、遺伝子操作されたジャガイモの摂取がラットに及ぼす影響を調べ発表しています。
遺伝子組み換えジャガイモを摂取しているラットが、臓器の発達、体の代謝、免疫機能に重大な悪影響を及ぼしていることを発見しました。
4 がん
乳牛がより多くの乳を生産するように、遺伝子操作組換え成長ホルモンを投与されます。
この牛から作られる乳製品は、
人に乳癌、前立腺癌、結腸癌のリスクがあります。
増強された成長ホルモンが人の腸、腸を通して血液に侵入するといわれているからです。
カナダとヨーロッパの両方の規制機関は、多くの動物と人間の健康上の懸念を理由に、この薬を拒否しています。
乳製品がだめなら、お肉はどうなの?ということですが
日本は成長ホルモンと促進剤の使用を国内で禁止しながら、それらを使用した肉類(米・豪州)の輸入が認められています。
遺伝子組み換え食品の闇
遺伝子組み換え食品を育てるときに、大量の除草剤が撒かれます。
除草剤とは、害虫駆除剤や殺菌剤と同じく、収穫量や品質を下げる雑草を防除する薬です。
そこで使われる、除草剤シェア世界1といわれるモンサント社(現在バイエル:除草剤と遺伝子組み換え作物の両方を提供する巨大メーカー)の「ラウンドアップ」という除草剤は、
発がん性はじめ、胎児のIQ低下等のさまざまな健康被害の原因となっているといわれています。
ドイツの化学大手バイエルは24日、同社の除草剤「ラウンドアップ」の影響でがんになったと訴えられた訴訟で、109億ドル(約1兆1600億円)を支払うことで和解したと発表した。
グリフォセートを主成分とするラウンドアップの発がん性をめぐっては、約12万5000件の訴訟が起こされている。
BBC news japan より引用
モンサント社のビジネスモデルは、ラウンドアップと遺伝子組み換え食品をセット売りにしているという闇も囁かれています。
遺伝子組み換え食品を避けるポイント
日本では、遺伝子組み換え食品に対して声を大にして「反対!!」と叫ぶ人が少ないのか、敗戦国所以なのかわかりませんが、やられたい放題な印象です。
そんな日本の中で遺伝子組み換え食品を避けるポイントをまとめました。
何を使っているか不明なものは避ける
・コンビニ、パック弁当は避ける
・外食は避ける
・加工食品は避ける
遺伝子組み換えでない、の表示のあるものを選ぶ
・遺伝子組み換えでないの表示があっても重量5%以下に遺伝子組み換え食品が入っている場合があります。
完全に避けきることはできませんが、表示のないものよりは安全です。
生産者がわかるものを選ぶ
・実際に問い合わせてみることができます。
【参考】
What are the pros and cons of GMO foods?(Medical News Today)
Genetically modified foods: safety, risks and public concerns—a review (US National Library of Medicine
National Institutes of Health)
GE FOOD & YOUR HEALTH
世界中が禁止するラウンドアップ 余剰分が日本市場で溢れかえる
消費者の選択の権利-成長ホルモン、遺伝子組み換え食品などの表示について(毎日新聞政治プレミア)