「一生の安定」を求める女子は必見!知るは一時の面倒、知らぬは一生の負け犬。【後編】

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LIFE

ピリ辛コメンテーターの佐藤です。

さて、【前編】で今の状況について説明しました。

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少子高齢化。

今の現役世代にとっては、踏んだり蹴ったりなのですが、
日本政府も少しは何かしてくれそうです。

しかし、
根本的に、
今の政府の政策は短視眼的というか、
決定的に漏れている視点があり、
この漏れている視点も含めて知っておかないと、
「一生の安定確保」は難しいでしょう。

それをこれから説明しますね。

AIによる仕事消滅リスクもある

せっかく、出産した後も職場に残れるようになったとしても、
または、出産退職後に新しい職場を見つけられたとしても、
その仕事が5年後になくなってしまったらどうなるでしょうか?

間違いなく5歳年齢を重ね、
より再就職が難しくなった状態で、
無職(専業主婦)に戻るリスクが高まるということですね。

そして、その頃には、
旦那も無職になっている可能性も十分あります。
旦那のほうが、再就職が難しいケースも十分あります。

仕事選び、旦那選びで失敗していると、
気づいたころには絶望的状況に陥いるリスクが確実に高まっています。

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一家全員無収入、年金と生活保護で餓死を免れる、
という家庭が5年後10年後には大量に発生しているはずです。

実は、
AI産業革命後の労働のあり方、所得分配、健康人口維持、犯罪発生率抑制は、
どの国でも共通の課題なので、
その対策をどうするかについて、海外では真剣に検討されています。

1つは政府がAIで稼いでいる会社から余計に税金を取って、
AIに仕事を奪われた人に分配する方法、
もう1つは、AIで稼いでいる会社が、最低限の給料で大量に人を雇う、
Google、Amazon、Facebook、Appleあたりでしょう。

佐藤的には、
物価が劇的に下がった後なら、
最低限の生活は政府が保証してくれていて、
ゆとりについては、個人個人の特徴を発揮したスモールビジネスで
小遣い稼ぎという姿を予想します。
なんか、楽しそうな未来じゃないですか?

問題は、
物価が劇的に下がるのは15年から20年は先と思われる点です。

今の小学生以下世代は、
学校の点数のために欠点を減らすよりも、
個性を伸ばすのが大事でしょうね。

すでに大人になってしまっている人は、
そんな楽園はすぐには来ない。
これを頭に叩き込んでおき、
それまでどうやって凌ぐかを真剣に考えて、
行動する必要がありそうです。

【前編】で、
働く女子にとって働きやすい環境整備を政府が進めている点に触れましたが、
「仕事消滅リスク視点」が根本的に欠けているようです。

目先の人手不足問題を解消するためにどこでもいいから仕事させておく。

つまり、税収確保・社会保険料確保という政府側の都合。
これに政府はフォーカスしてしまっているように見えます。

目先の税収確保も大事でしょうが、
「AI時代でも残る仕事は何か」を理解し、
「AI時代でも残る仕事に役立つスキルを磨く」という視点も、
とても大事なのです。

できるだけ「将来も生き残れるスキル」を身に着けられる場所で
時間を過ごしましょう。

5年後に消滅する仕事のために毎日8時間も時間を消費するのは、
時間の無駄遣いです。

小さいけど大事な、
ちょっとした不満を解決するのが
AI時代での女子の仕事の基本スタイルでしょう。

AIで稼ごうとする巨大な会社は、
まず、医療、金融、法務など、
単価が高くて儲かる領域から浸食していきます。

小さいけど大事、
機械が気づくことができない領域、
機械では代わりになれない領域。

つまり、
創造性と対人コミュニケーションの分野です。

こういう領域で使えるスキルを「訓練できる場所」で時間を過ごすように努めたほうが利口な時間の使い方と言えるでしょう。

女子同士で、
お互いの不満を解消しあって収入を得るとともに、
より豊かな生活を得るというシェア社会が到来するでしょう。

生き残れる男子も、
女子と同じく、
クリエイティブとコミュニケーションです。

あと、
AIを構築、管理する仕事も男の主戦場でしょう。

AIが開拓していく分野は今までも仕事があった分野です。
その分野のプロ中のプロであり、
かつ、AIの構造の両方をマスターしている人。
こういう人は、Googleから年収数億円で引き抜かれる超勝ち組になるはずです。
〇〇分野のAI化のプロジェクトマネージャーです。

こういう一握りの人は、
大量のおっさんの仕事を奪い、
AI大企業を大儲けさせる手伝いをする代わりに
年収数億円を手に入れるのです。

賢い女子は、
おっさんの仕事、今までの分野から少しずつ距離を置き、
女子ならではの、
おっさんには理解できない領域、
AIモデルを構築する巨額投資をする気にならない小さい領域で勝負しましょう。

では「一生の安定」のためにどうするか?

まず、一番大事なのは「気持ち」から。

もし「安定」がほしいなら、他者に「依存」しないことです。
逆説的ですが、依存心が安定の邪魔になります。

「かいがいしく旦那の世話をするかわいいお嫁さんになる。。。」
完全に幻想になります。

忘れましょう。

堅実にがんばる、なにも特技はないけど、誠実でやさしい旦那さん、

悲しいですが、経済的には無価値になっていく人です。

こういう人を信じていても、
会社がこういう人を必要としなくなるので、
こういう人に依存すると、
自分がひどい目にあいます。

日本人が勤勉で優秀だから昔の日本が好景気だったわけではありません。

理由は主にラッキーです。
戦争、場所、地形、資源、低賃金などのラッキーでうまくいっただけです。
今の70代、60代の年寄りが、世界一優秀だったからではないのです。

実は、お母さん世代の「理想の男性像」というのは、
たまたま偶然の上で、政府や大企業にとって都合のよい労働人材であって、
本来は負け組になる予定だった人なのです。
ラッキーな世界だから、人並み以上に生活できただけです。

そういう人に付きそうように、
かいがいしく世話をする「かわいいお嫁さん」になるように、
と、みんなで女性を小さいころから洗脳してきたので、
少し上の世代の人たちはそれが当然と思ってしまっています。

世界的に比較すると、そんなわけはないのです。

だれかに依存しようとすると、嫌われる時代が来ます。

男子のマインドもそういう風になっていくはずです。

頼ってくる女子をかわいいと思うどころか、
俺のほうが女子を頼りたいんだよね、ということで、
年上女子がますます人気が上がっていくと予想します。

男が稼ぐ手段が減っていく時代なので仕方ないでしょう。
ライオンのように、女子が稼ぎ、男子は家で寝転ぶ。
東南アジアの男女関係のようになっていく可能性もあります。

マインドセットの段階で失敗していると、
やることなすこと、すべて逆の目がでて、失敗するということですよ。

まずは、
今まで奨励されてきた、
かわいい、
守ってあげたくなる、
女子力の高い、
という理想の女子モデルを目指すのは卒業して、
自分なりの軸をもって、
自信をもって1人の人間として生きていくマインドを持つと
圧倒的に有利になると思います。

5人も10人も子供を産むつもりならいざ知らず、
若いうちに結婚する必要なんてありません。
まずは精神的に自立して、オトナ女子として足場を固めましょう。

「精神的に自立している女子(=オトナ女子)」が、
結婚で成功し、育児で成功し、仕事で成功し、
「一生の安定」を確実に手に入れられる女子のタイプということですよ。

いい年して親に依存しているようでは全然ダメ。30歳超えたら少額でもよいので親に仕送りしましょう。

旦那に依存するのも超ハイリスク。専業主婦の夫(高収入夫)の仕事から順にAIに侵食されていきます。すでに金融、医療は具体的に狙われ始めています。

今の会社に依存するのもダメ。会社ではなく、仕事内容、仕事を実行するスキル。会社なんてこれから20年後に今の形で残っているはずがありませんよ。

「依存心」を捨てたら、
あとは自分と向き合って、
社会と向き合って、
できる範囲で毎日少しずつ努力する。

このシンプルな習慣があれば、圧倒的勝者になりやすい。

なぜなら、日本には、オトナ女子が絶対的に少ないからです。
そういう風に奨励されてきたから当然です。

日本では、
(出産までの期間限定で)依存心の強い女子が社会的に奨励され、
(出産と同時に)賢母になるように奨励されてきました。

男も今まではそういう女子をかわいいと思っていたので、
未婚女子は、コドモ女子が圧倒的多数です。

デキる男子は、
できれば若い年下(生殖能力としての若い女子の評価は簡単には下がらない)で、
しかも精神的にはオトナ女子が理想のタイプのニーズが増えていくはずです。

見た目がかわいいけど精神的にコドモな女子
VS
見た目は普通だけど精神的にオトナ女子
の対決は、
ダメな男を手に入れるなら前者が有利、
デキる男を手に入れるなら後者が有利になります。

「やりたいことだけ」を良薬にするか劇薬にするかは考え方次第

依存心を捨てる。

言うのは簡単でも、これって大変です。

社会的に不安が広まると流行するのが「宗教」です。

最近、「やりたいことだけ教」という新興宗教が広まっているようです。

佐藤は典型的日本人で無宗教ですが、宗教が悪いとはまったく思っていません。

人間は弱い生き物なので、
正しい教えであれば、心の支えになり、逆境でも強く生きていくことができるからです。

「やりたいことだけ教」は、
一部の人が正しい使い方をすると「薬」になります。
しかし、その他の人にとっては「毒」にもなります。

「薬」にできる人とはどういう人でしょうか?

ズバリ、
「依存心を捨てたオトナな人」です。

他の人、
つまり「毒」になる人とは「依存心を抱えているコドモな人」です。

これからの時代、
大企業に新卒入社して、定年までマジメに勤め上げて、安定した老後を送る、
なんていうユートピアは存在しません。

自分なりの生き方を、自分で探して、自分の人生を切り開いていく必要があるのと同時に、
それをするのが、10年前よりもずっと簡単になって、これからはもっと楽になっていきます。

ITとかAIのおかげで。

ITとかAIのせいで社会不安が増幅するのは間違いないですが、
社会全体でみればより豊かに、人それぞれの個性を発揮しやすい時代が到来します。
大企業サラリーマンよりもクールな生き方を簡単に実現できる時代が到来するのです。

最近の若いデキる男子は、
ちょっと前に人気の高かった金融とか難関資格は目指さず、
20代で大企業に見切りをつけて、
さっさとベンチャーで実績を作り、スキル磨き、人脈作りに励むという
はるかにクールな生き方を選び始めています。

実際、
ベンチャー企業の方が、一流大企業での仕事よりもはるかに楽しいし、
充実感もあります。
自分で会社を作るともっと楽しい。

依存心を捨てたオトナ女子が、
自分で決めた「やりたいこと」を、
実現するのが簡単になる。

オトナ女子であれば、
自分が「やりたいこと」を実現するために必要となる、
長時間労働、気苦労、挫折なども楽しいイベントとして乗り切ることができます。

こういう女子にとっては、
「やりたいことだけをやる」は薬になると思います。
よい宗教です。

しかし、
「やりたいことだけ教」は、
主に、依存心が残っている女子(コドモ女子)をターゲットにして、
弱い心の隙間に入り込み、
何冊も本を売ったり、
セミナー参加料を稼いだりすることが目的です。
こっちは悪い宗教です。

「やりたいことだけやる」を、
「いやなことをしないでよい」「がんばらなくてよい」という意味で
とらえるのがコドモ女子です。
今はよくても5年後10年後が悲惨になるのが100%確定している女子です。
早めに気づいて卒業しましょう。

こういうコドモ女子は、
自分は何もできないくせに、
がんばる人を社畜とののしったり、
1つの道を究めようと努力する人をからかったりします。

がんばらなくても生きていけていることが女性としての魅力の高さの証明、
がんばらないといけないのは魅力のない証拠と勘違いしています。

現実逃避の理由を新興宗教(やりたいことだけ教)が提供しているのです。
こういう女子が真っ逆さまに超悲惨になる人たちです。

玉の輿に成功したこういう女子の旦那の仕事はAIが真っ先に奪っていきます。

大企業で40代50代になってしまった旦那は、
歯車の1つなので、社会に放り出されると何もできない単なるおっさんです。

女子内ランキングの大変動が起きるのが2035年ごろと予想する佐藤です。
今まで上から目線で偉そうにしていたセレブ女子が
ユニクロの服も買えなくなるのは珍しいことではなくなると思います。

やりたいことだけ教。

お金を巻き上げられているコドモ女子が実は負け組、
お金を巻き上げた新興宗教が勝ち組という構図です。

ぜひ、
「やりたいことをやる」、
そして「幸せになる」「豊かになる」ために
必要不可欠な「苦労」は楽しくこなせる、
オトナ女子。

依存心の断捨離。

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