赤ちゃんの乾燥肌を自宅ケアでキレイにする方法
赤ちゃんの乾燥肌が始まるのは、出産を終えてママが一息ついて体が回復し始める頃の生後2週間を過ぎたあたりからと言われています。
特に乳児湿疹というポツポツが出るのもこの頃になります。
赤ちゃんの肌は見ても分かるように大人の肌よりデリケートで弱いものです。
そもそも人間は、肌の一番表面に外からのほこりや乾燥をバリアする表皮がそなわっています。
ラップ1枚分の厚さとも言われていますが、赤ちゃんの場合その半分の薄さしかなく
外からのちょっとした気温や湿度の変化に影響されやすいのです。
さらに皮脂量は大人の半分以下、角質層にある水分量は大人の3分の2と言われています。
首が据わる頃までは皮脂の分泌量が多くなり乳児湿疹ができるのもこの頃ですが、4ヶ月頃になると少しずつ皮脂分泌量が減り、しっかりと皮脂膜を形成することが出来なくなります。
そのため、肌から水分が抜けやすくなり、肌がカサカサとした状態になってしまいます。
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赤ちゃんの乾燥肌と同時にお母さんの食事の見直しも
母乳で育てている方は母乳の質も大事です。
母乳で育っている赤ちゃんを作るのは、お母さんが食べた食べ物や環境です。
つまり、肌荒れの原因となる物を多く摂取すれば乾燥肌を招きやすくなるのです。
例えば、スナック菓子類、インスタント食品、揚げ物、アルコール、カフェイン、乳製品はあまり摂りずぎるのは良くありません。
そして外が極端に乾燥していると、赤ちゃんの肌のバリア機能は弱いのですぐに皮膚から水分が蒸発してしまいます。
夏は冷房、冬は暖房に空気も乾燥しているので加湿器の使用をおすすめします。
赤ちゃんの乾燥肌のケア法
乾燥肌の赤ちゃんに洗顔料を使うのは抵抗があるかもしれませんが、皮膚についた汚れをしっかり落とし、保湿してこそ清潔に保たれるので優しく指の腹で洗ってあげるようにしましょう。
大人の力は赤ちゃんにとって強すぎる場合もあるのでごしごし洗うのではなく、あくまで泡の力で落とすことをイメージして下さい。
洗顔料は低刺激や無添加のものにして赤ちゃん用のボディソープや石けんにして、泡で出るタイプのは使いやすくおすすめです。
洗顔後は、洗顔料がお肌に残らないように、すすぎは念入りに行うことです。
すすぎ忘れがあると肌荒れを起こしたり、そこだけカサつく原因にもなります。
特にフェイスラインの下側にも気を付けて。
やさしく包み込み洗いをしたら、皮膚の上に洗顔料が残らないようぬるま湯などで流してあげるかガーゼに水分を含ませ優しく拭き取ってあげてください。
お風呂から上がったら肌を拭き、その後はすぐに保湿をして下さい。乾燥肌を起こしている時は、入浴後の肌の水分量が低下しているので、肌に水分が残っているうちにしっかり保湿することで、水分を肌の中にキープすることができます。
ベビー用のローションやクリームを塗るですが顔、首まわり、腕や足のしわなども伸ばしてムラなく塗るようにしましょう。
大人と比べてそれほど乾燥していないようにも見えるのですが、一度乾燥すると全身に肌トラブルを引き起こしやすいので特に冬場はしっかり保湿してあげて下さい。
あまりにもカサカサがひどい場合は、より保湿力の高いクリームやオイルをローションなどの上に重ね塗りすると良いでしょう。
ただしローションやクリームは肌の状態やタイプによって、赤ちゃんにも合う合わないがあります。いろいろな製品を試してみて、一番合うと思ったものを使うと良いでしょう。
湿疹がひどくなったり、保湿しているのに何ヶ月も乾燥が治らない場合は病院で診てもらった方が良いです。
まとめ
赤ちゃんの肌は綺麗で羨ましくなるくらいですが、実はお母さんよりずっと乾燥した状態の肌なのです。
最近は赤ちゃんの頃からアトピーになる子どもも多く、乾燥で肌に痒みがでてかきむしることからアトピーにつながることもあるよう。
乾燥肌とアトピーによるカサカサは、症状だけ見ても判断することは結構難しいです。
アトピーは遺伝的なものもありますが、赤ちゃんの頃のケア次第でお肌は変わる可能性があります。
神経質になることはないので、洗浄、保湿をしっかりしてあげさえすればいいのです。
赤ちゃんを守ってあげられるのは、一番はお母さん。
後は、室内が乾燥していたら加湿器をつける、外出時はベビー用のUVケアをしたりとできることをしてあげましょう。