ストレスを永久追放する方法 欲・耐・感アプローチ
今回は、ピリ辛コメンテーター佐藤が、
現実的(リアル)なストレスの対処法を、伝授しましょう!
ストレス原因まみれの佐藤が、心の健康を崩さずに頑張れる秘訣を書いてみました。
その前に「ストレスのリアルな背景」について、少しだけ説明してから入りますね。
現代はモノやサービスが豊かです。
大昔は、食料、飲料水の確保からして大変、贅沢品や便利グッズなんて本当に何も無い、あっても一般ピープルは買えない。
ただ生きていくだけでも大変だったことでしょう。
しかし、ストレスなんて感じる暇はなかったはずです。
それは、生き抜くのに必死だったからです。
農業革命、産業革命、IT革命と、
どんどん効率的に、モノを作れるようになったおかげです。
ありがたいですねー。
昔の男子は、
それこそ命がけで、自分の奥さんにもっと楽をさせてあげたいと必死にがんばった。
そして、必死にがんばったおかげで、たしかにずっと楽に、豊かになった。
そして、
人間は「暇になった」のです。
心の余裕ができちゃった。
少なくとも、
純粋な生存のために使う時間はほぼゼロになった。
生存以外の、比較的どうでもよいことに使える時間が猛烈に増えたのです。
技術の革命と同時に、
持つ人と持たざる人が生まれるので、「格差」が生まれたのです。
はい。
「ストレスを考える余裕」と、
「ストレスの原因」が生まれた、
これがストレスの背景です。
このようにして増えてきたのが、「心の負担(=ストレス)」ですね。
歴史って勉強すると役に立ちます。
歴史と人間観察を組み合わせると、多角的な視野が生まれてきますよ。
別の回でご紹介しますが、アレルギーというのも豊かさの代償ですね。
清潔すぎることがアレルギーの根本的な原因と言われています。
昔の男子が、自分の子供に長生きしてもらうべく医療を進化させてきたことが背景です。
本来、とてもありがたいものです。
が、ストレス同様にアレルギーも大変困ったものなのです。
さて、そろそろ、
具体的に、どうすればストレス社会と上手に付き合っていけるかを考えていきましょう。
ストレスの原因
原因1:欲求から生じるストレス
原因2:耐性から生じるストレス
原因3:感性から生じるストレス
と3つに分類できますよ。
原因1は、理想と現実のギャップからくるストレスです。
原因2は、耐える能力が不足していることによるストレスです。
原因3は、感度が高いことによるストレスです。
と簡単に言い換えることができますね。
佐藤が提唱するのは、
欲・耐・感という原因ごとに
自分に当てはまる原因を探して、
自分にあった解決策を実践してみることで、
ストレスから永久に開放される、という方法です。
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佐藤自身、
安定的で社会的地位も約束されていた大企業に勤めていた時代よりも、
はるかにストレスがかかりやすい独立経営者という立場になったのに、
身軽に人生を楽しめるようになったという、おすすめのストレス管理法です。
原因1:欲求から生じるストレス
理想的な状態と現実の状態を比較して、
理想が遠く感じるときに生じるストレスです。
健全なストレスでもあり、これは上手に、有効に活用すべきストレスです。
理想を高く持つというのは、楽しく生きていく上で絶対に必要ですからね。
困るのは、「他人と比較して感じるストレス」です。
この病気は、簡単に治りにくいのですが、要は考え方1つです。
別名「ないものねだり」というやっかいなやつですね。
健全なのは、「自分との戦い」であり、「他人との比較」ではありません。
よく、一流スポーツマンは、「最終的には自分との戦いだった」とコメントしますよね。
こういうのは健全です。
理想が自分の頭の中で作られた目標だからです。
他人と比較してないものねだりをしてしまうのは、コドモ心理が原因ですから、
「他人と比較してみじめに感じるなら、毎日少しずつ改善していこうぜ」と
前向きに考えることでこのストレスはなくなるはずです。
ないものはない、あるものはある。
違いがあるから面白い。
うらやましいと思っていた人が、実は自分を羨ましがっていたなんて、世の中にたくさんあります。
考えても仕方ないことに無駄な時間を使わないで済むように、
忙しくなれば一発で解決です。
一般的に、人間が頑張り続けられるのは、せいぜい100日と言われています。
なので、
100日後に頑張れば達成できる小さな目標を作る。
毎日1%だけ目標に近づくぞ!
と小さな努力を積み重ねていけば、
毎日、小さな何かに集中しているので、
ないものねだりという意味のない空想に頭を使う余裕がなくなります。
そっちの方が楽しいですしね。
100日が終わったら、振り返って、くよくよせずに、
少しリフレッシュしたら、また新しい目標を設定して、それを繰り返しましょう。
習慣化すると、努力が苦しみから楽しみに変わっていくはずです。
小さくてもよいので、前進したという実感が、一番の特効薬です。
徐々に前進の歩幅が広くなっていくので心配無用。
できっこない壮大な目標は禁物ですよ。
小さな小さな100日後の目標を作って、まずはやってみましょう!!
原因2:耐性から生じるストレス
全く同じ状況、つまり全く同じストレス量の状況でも、
人によっては、追い込まれる人と追い込まれずに平静を保てる人がいます。
これは、ストレスに対する耐久力が人によって違うからです。
すごい悲惨な状況なのに、明るく前向きに生きている人もいれば、
とても恵まれているのに、暗く落ち込んでしまう人もいます。
心身一体。
まずは、身体的な強さを身につけましょう。
継続できる簡単な運動からスタートするとよいと思います。
いきなりジム通い等の本格的なのはハードル高いって方は、
腹式呼吸あたりから始めるのもよいでしょう。
ストレッチとか家の周りを散歩するだけでもやらないよりはずっとよい。
体が不健康だと、心の耐久力は確実に低下します。
かくゆう能天気B型佐藤も、
強烈に落ち込むことが過去に何度もありました。
会社を自分で作って独立したての時なんて、本当に不安で仕方なかったですし。
そういうときは心の力も低下し、
大好きなボクシングの練習なのに、足が遠のいたことがありました。
でも、今までの佐藤の経験上たどり着いた絶対法則として、
多忙すぎ、疲労たまりすぎ、落ち込みすぎの時こそ、
無理にでもジムに向かって、体を動かしまくることが超重要ということです。
本当に心身は一体なんですね。
人間も動物なんです。
体を前もって強い状態にしておけば、頭の苦しみにも耐えやすくなっていきます。
原因3:感度から生じるストレス
最後に、これも個人別に大きな差があるのが、ストレスに対する感度です。
感度が高い人ほど、ストレスが急速にたまってしまいます。
しかし、佐藤は、
こういう敏感な人の中にこそ、
本当に優秀で魅力的な女性が多いと思っているわけです。
鈍感な人はストレスを感じません。
鈍感な人は人の気持ちを理解できません。
鈍感な人は自分も苦しまないけど、他人を平気で傷つけることもあります。
敏感な人はストレスを感じやすいです。
敏感な人は人の気持ちも理解できます。
敏感な人は自分自身が苦しみを知っているので、他人にやさしくなれます。
しかし、あまりにも敏感な感性を持っている女性は、
苦しみが頭を支配してしまい、他人にやさしくなれる余裕がなくなってしまいます。
これは問題です。素質があるだけに惜しくもあります。
そういう女性は、自分の感度を落とす技術が必要になります。
少しだけ鈍感になる思考法を身につけましょう。
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まず、
「他人は自分のことを全然気にしていない。」と考える習慣です。
30年以上前の本にも書かれているストレス対処法ですが、
現代はネットを通じてはるかに多くの情報が氾濫していて、
人間が処理できる量を大幅に超えています。
たった1人の人間に対する関心なんて、ほんのちょーーっぴりです。
どうせ、すぐに忘れます。
ほじくり出す人がいても笑い飛ばしちゃいましょう。
暇人がいるだけです。
次に、
「神様は乗り越えられない試練を与えない。」と考える習慣も大事です。
苦しい時には、なんで自分だけ?と思ってしまいますが、
100倍苦しい状態から脱出したことのある人が、今までに何百万人いたことでしょう。
成長するため、もっと充実した楽しい人生のために、
神様がくれたプレゼントと思いこんで、今できることを集中してやりましょう。
女性は1人で考え込んでしまう人が多いみたいです。
按ずるより産むがやすし。
他にも、
「自分がコントロールできることにだけ集中」する習慣も心を軽くするのに役立ちます。
これはゴジラ松井選手がいつも実践しているメンタル管理術とのこと。
人間1人でコントロールできることには限界があり、
ストレスの原因がコントロール外にあることもしょっちゅうでしょう。
そのようなときには、ジタバタせず、流れに任せ、自分がコントロールできることだけ頑張ってみる。
そうすると、イライラしたり、怒っていた気分がスーッと引いてくることがありますよ。
もう1つ、
「他人に置き換えてみる」というのも鈍感になるのによいでしょう。
つまり、ストレスをためて爆発したくなったり、爆発しちゃったりしたら、
一度、自分以外の誰かが全く同じシチュエーションで、全く同じリアクションを取っているのを
頭の中で想像して観察してみるのです。
これも効果的です。
「まあ、いいじゃない。それくらい。」と悟れたり、
「だったら、こうしたら?」とアドバイスすることができることも多いと思います。
自分以外の誰かは、できるだけ自分が目標にしているような人にしましょう。
自分以上にキレやすい人を選ぶと失敗します(笑)
最後に、
「逃げてもよい。」という別の出口も意識しましょう。
日本人は真面目な人が多いようで、
完璧主義という病気にかかりやすいらしいです。
生真面目A型は農耕民族向きということで、
より農耕で役に立つA型がより多くの子孫を残した結果、
日本人にはA型が多いのも影響しているかもしれません。
本当に大変で、頑張った。
今回は解決できなかったとしても、
それも1つのプラスの前進ととらえましょう。
一時撤退。なんか問題ありましたっけ?
時間を空けて、
もう1回チャレンジしてもいいし、別のところで勝負かけてもいいですよね?
少し鈍感になって、丁度よいくらいの敏感な感性を持っている女性は、
家庭でも仕事でも、必要とされる女性になること間違いなしです!
気づく、優しい、女性ですから当たり前ですね。
ストレス永久追放法のまとめ
以上、まとめると、
■ないものねだりを行動でつぶす
100日後の小さな目標を作る
■耐久力アップ
辛くなっても耐えられる体作り
■感性を鈍感にする
・他人は自分を気にしていない
・神様は乗り越えられない試練は与えない
・コントロールできることだけ
・他人に置き換えて観察
・逃げてもよい