ボクシングジムの選び方 美容健康ボクシングの効用③   

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HEALTH

オヤジボクサー佐藤です。3社の経営者でボクシング歴25年です。

女性がボクシングとかキックボクシングといった打撃系格闘技を、
美容を目的として通うとしたら、どういうジムを選ぶべきか?

佐藤は考えました。

どんなことでも継続は超重要です。
継続するには気分よく通えるジムを選ばないといけない。
ジムを変えるのって結構面倒くさいですからね。

ふつうの女性ボクサーは、キックボクシングジムがおすすめ

ボクシング歴25年の佐藤としては、
ボクシングジムに通ってもらいたいと思う気持ちもあるのですが、
美容・健康目的の女性には、
キックボクシングのジムを強くおすすめします。 

その理由は、
伝統のあるボクシングでは、ジム内に時代遅れのしきたりが多く、ライト感覚だと居場所がなくなるジムが多い
K-1ブームになるまでは完全マイナーだったキックボクシングジムのほうが経営努力をする謙虚な姿勢を持っている(女性会員の割合も絶対的に多い)
からです。

ジム運営もビジネスですから、
ジム施設利用権やトレーニング受講サービスを購入するユーザーとしては、
運営会社の仕組みを知っておくと失敗しにくい判断ができると思います。

ちょっと堅苦しいかもですが、ちょっとお付き合いください。

ボクシングジム経営についての説明

ボクシングもキックも、ジムの収入源は何かというと、
「プロの興行収入」と「練習生の会費」の2つがメインです。

まず「プロの興行収入」についてご説明します。

アメリカだと、PPV(Pay Per View)という仕組みで、人気のあるボクサーは、
たったの1試合(最長12R×3分=36分)で、数百億円!!を稼ぐこともあり、
アスリート長者番付で、ほかの人気スポーツ選手(サッカー、野球、アメフト、バスケ等)を引き離して1位に輝くこともあるくらい夢のあるスポーツなのですが、
スポーツをTVで観戦するのにお金を払う習慣を受け入れにくい日本では、
試合チケット販売と試合放送時のスポンサー収入くらいしかありません。

しかも、インターネットに押され、
広告媒体としての力を失ったテレビへの広告は、
広告主が以前よりもお金を払いにくくなってます。
当然、テレビのスポンサー収入が小さくなっています。
スポンサー収入が最大の期待であるジムにとっては、
数千円から数万円のチケット販売を何枚できるか勝負になるということですね。
あんまり儲かりそうもない気がしませんか?

日本の試合はアリーナ席でも数万円です。
米国のトップクラスの試合だと、1席4,000万円に吊り上がったこともあるのにです。

日本のプロは赤字興行に出すことも珍しくなく、
ボクシングは、つらい減量、殴られ、ケガしてドランカーになっても最強の男を目指す、
世界チャンピオンを1人出せば数千万円、たまに億の収入が入る、
それまではひたすら我慢!という世界です。

日本の一流野球選手がメジャーを目指すように
ベガスで人気者になることを目指す日本人ボクサーが増えているのはこういう背景です。

ストイックに酔えない人にはできない世界ですよね。
佐藤は嫌いじゃないですが(苦笑)

結局、プロの興行収入は基本的にたいした収入源になりません。
でも、男、いや、漢としてはこの夢にかけたい、
練習生の会費はオマケに過ぎない(大事なのはわかっているけど)、
これがボクシングジムの伝統的な経営姿勢というか潜在意識です。

漢ですねー!

こういう古風な男気がムンムンしてるのが、ボクシングジムです。
必ずジム選びの際に頭の隅に入れておいてください。
雰囲気って大事ですからね。

こういうのが嫌いじゃない女子にはオススメですよ。
厳しいしきたりに従順に従う、口数少なく、対女子コミュ力低めの細マッチョが
群れで生息しているのがボクシングジムです(笑)
絶滅危惧種であり、付き合うと意外と優しい野郎共の溜まり場です。

このようなちょっと時代遅れの経営姿勢を観察し、
不安定なフロービジネスである興行収入よりも、
安定し蓄積していくストックビジネスの月会費を重視する方向に舵を取り、
月会費を払ってくれる会員の数(n)と継続期間(リピート期間)の最大化のため、
顧客である会員が満足してくれるよう、
女性が気軽に通い続けやすいジム内環境を構築・維持する意識を持っているのが
キックボクシングジムなのです。
中で練習しているプロ選手や元選手のトレーナーもちょっとおしゃれですし。

女性会員を獲得することに集中することで、
ユーザー獲得コストをかけずに男性会員をゲットする、
売上(女と男) – 獲得コスト(女) = 安定収益
という作戦ですね。
なんだかんだ言って、キレイな女子の周りに男子が群がってくるわけです。

最新の経営手法であるグロースハッキングという手法が
使用されている?のが、キックボクシングジムなのです。

快適な着替えルーム、シャワールーム、女性専用クラスやコース開発など、
女性に教えるのが上手で、ちょっとおしゃれな男性インストラクターなど、
色々と経営の工夫をしているのがキックボクシングジム。

古風なボクシングに慣れていた佐藤が、
20年以上もボクシング一筋だったのに、
今はキックボクシングのジムに通うのも、
通っていて気分がよいからです。

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最近はボクシングジムでも通いやすいジムが増えてきた?

ところで、
最近は、謙虚に学び、
女性会員が通いやすいジム内環境や専用コースを準備した、
ボクシングジムも少数ですが出てき始めました。
フィットネスジムに近い経営スタイルのライト感覚のボクシングジムもあります。

ただし、それでも、佐藤の個人的見解ですが、
ベンチャー企業的に斬新なアイデアに挑戦する、
キックボクシングジムに比べると、
一般的にボクシングジムは環境変化に適応できていないケースが多い気がします。
キックの方が、一般的に会長が若いケースが多いのもあるでしょうね。
30代の会長と70代の会長、どっちのジムが快適な環境作りにチャレンジできるか?
佐藤は頑張って経営している30代40代の会長のジムをおすすめします。

治しにくい病気なんでしょうね。
一度、組織にやり方が定着すると、変えるのは本当に大変なんでしょう。
会社勤めの方なら、会社にはびこる変な風習って消えないのをご存知と思います。
ジムも組織なので、同じです。

ボクシングジムの選び方のまとめ

継続は力なり。
現実的に、ほしい効果を実感するためには、継続がもっとも大事です。
実際に通う先は、無理なく通える場所にあるジムから選ぶべきです。

制約条件である通える範囲にあるジムから、
女性が通いやすい環境を準備しているかどうか、
女性が楽しそうに練習しているかを必ず現地でチェックしてから選びましょう。

女性はいるけど、練習せず座り込んでおしゃべりしているジムは期待できません。
キビキビと動きながらコーチとコミュニケーションを取っているなら安心です。
目的は、心のケア、肉体シェイプ改善、ダイエット等とするならば、
基本的に集中して練習に取り組み、
お友達作りは、隙間時間でやるべきです。

見学する日は、レディースコースがあるジムで、
その曜日を選ぶと評価しやすいと思います。
ほとんど男子コースに交じって紅一点もオツかもしれません。

通いやすい場所にあって、
女性が楽しそうに練習している、
この2つが選択時のポイントです。

次回は、ボクシングとお肌のコンディションの関係についてご説明したいと思います

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